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療育とは?

 

療育手帳の療育って?
フッと疑問に思った「療育」について調べてみましたので
ご参考にしてみてください。

 

「療育」とは、障害をもつ子供が社会的に自立することを目的として
障害のある乳幼児、児童に対して
医学的な診断・評価・個別指導を行うことを言います。
簡単に言いますと、「療育」とは、治療+教育です。

 

障害のある子供の未知な機能を高めるべく、
社会的自立生活に向けて外部から援助することだと言えます。

 

前まで子供が出来なかったことを出来るようにしてあげることですが、
理解力にも差があるため、1つのことを覚えるのにも時間がかかります。
ですので、1つ1つ小さな小さな日頃の積み重ねで進んでいきます。

 

 

例えば、言葉が話せない子供を
言葉が話すことが出来るようにしようと考えたとします。
いきなり言葉を教えてもうまくはいきません。

 

最初はまず子どもとのかかわりを作ること、たとえば目を合わせる、
指示に従ったらほめる(もちろんほめたことがわかるようになる必要があります)、
などから始めて、まねをする、話した言葉を理解するなどのステップが必要です。

 

言葉はコミュニケーションの手段ですから、
意味もなくただ「ママ」といっても使えません。

 

頭の中に言葉の池があるとします。
理解できる言葉が水のようにその中にたまって行き、
そこから水のようにあふれ出してくるのが言葉ですから、
簡単ではありませんが少しでも水をためるようにすることが療育では求められます。

 

もちろん療育の途中では望ましくない問題行動などが出てくることもありますが、
これらについても少しずつ対応していくことになります。

 

 

現在では、症状をすべて取り去ってしまうような、
科学的に裏づけされた知的障害に対する根本的な治療法や特効薬はありません

 

 

つまり、知的障害児における療育は、
コミュニケーション能力、社会性などの発達に介入しトレーニングすることで
最終的な目的はコミュニケーション手段を持つ
自尊心や自負心の高い子に育てることでもあり、
出来ない事があれば出来るように手助けしてあげることでもあります。

 

脳梗塞や心筋梗塞の後に似ています。

 

リハビリをすれば歩けるようになるかも知れないし、
自宅にスロープをつけるなどして環境を整えると生活しやすくなります。
しかし、この作業をしないと自然に歩けるようにはならないし、生活も困難です。

 

療育もまた、劇的な方法、手法はありません。

 

その子その子にあった方法で個別に対応していく必要があります。

 

 

 

 

 

 

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